2012年12月11日火曜日

第11週 HTML講義第1回


こんにちはTAの平子です。
11週の講義内容は以下の内容を行いました。
・評価および修正の報告
・デザインプロトタイプについての説明
・HTML講義第1週内容

今週からプロトタイプ作成です!
楽しくて大変なプロセスがきましたね!

■評価および修正の報告
CITデザイン、MTIデザイングループともにコンセプトレベルでの評価を行い、問題点と改善案の発表を行いました。


MTIグループの学生の発表です。
中間発表ではおもちゃ箱というメタファを使って探す楽しさをデザインの形にしていたんですが、
修正後シンプルな形に!…。

中間発表でのアドバイスをちゃんと受け入れる事は良い事。
しかし、受け入れる事によってコンセプトを見失っては駄目です!
修正は良いが元々のコンセプトはしっかり持ちましょう!。

■デザインプロトタイプについての説明
山崎先生よりデザインプロトタイプについて講義を行いました
・最終アウトプットに向けて
webデザイン、CITサービスデザインでは仕様が最終アウトプットの重要な部分になって行きます。
サービス場合は様々なアウトプットがあります。
展示デザインの場合、20分の1ぐらいのプロトタイプであったり、実寸モデルのプロトタイプを作成していきます。(実空間での展示)

・サービスデザインについて
サービスデザインの参考に「this is service design thinking」の本から学んで行きました。
その本に書かれていることで
サービスデザインの思考には5つの原理があるといいます。
1 ユーザ中心:ユーザを中心に考える。
2 共創:関連する人たちと遣って行きながら作成する。
3 シーケンシング:目に見える部分の作成。
4 証拠:実際の画面の中にデザインを入れてみる。などの評価。
5 総合的:人、もの、ビジネスの事を考えられているのか。

・プロトタイプについて
プロトタイプには2種類のプロトタイプがあると言います。
1つ目はバーチャルなプロトタイプです。
人間の認知性という視点を重点に置き、全体のシュミレーションなど評価の対象としたものです。
これではわかりやすさ、おぼえやすさなどを評価の基準にします。
2つ目はリアルプロトタイプです。
人間の身体性という視点を重点に置き、個別のシュミレーションなどを評価の対象とします。
これでは見やすさ、押しやすさなどを評価の基準にします。

山崎先生からのおすすめです。
「sketching user experiences」という本です。
考え方の基本は「オズの魔法使い」です。
こちらでは簡単に経験デザインを構築出来る本です。
自分が作っているプロトタイプが実装したらどのようなイメージなのだろうと経験する方法を教えてくれます。

■HTML講義第1週内容
MTI社のシニアテクニカルマネージャーの高村和正様の講義です。
これからHTMLの講義3週にわたって教わって行きます。
今週は以下の通りです。
・制作入門と環境構築
・サンプルサイト実装


著者 たにぐち まことさんの「iPhone&Androidスマートフォンサイト制作入門」を参考に講義を進めて行きました。
最初はmixiや楽天など様々なスマホサイトを見て特徴を把握しました。

スマートフォンサイトのデザインレイアウト等の基礎を学んで行きました。
その後、サンプルを使いサイト作成の作業をして行きました。

■来週までの課題
MITグループは以下の通りになります。
・webプロトタイプの作成
ー 画面フローに対応した各画面。
ー 実機(スマートフォン、タブレット)に画面を入れて表示。

CITグループは以下の通りになります。
・サービスプロトタイプの作成
ー 縮小した空間模型1/10または1/20程度
ー 実空間で提示(実際の空間にプロトタイプを置いてみる。)
ー グラフィックデザイン

■TA(平子)からのアドバイス
・イメージをクイックに形に!
山崎先生の講義からの言葉で実際にイメージしている空間を提案する際、実際のイメージをすぐに形にしてみる事は重要です。
既存のテーブルを使って空間などを形にする事によって見えてくる問題点などを解決する事によって
HCDにあったアウトプットが出来てくるはずなので必ず皆さんイメージをクイックに形にしましょう。

2012年12月4日火曜日

第10週 デスクトップウォークスルー/ブループリント


第10週 デスクトップウォークスルー/ブループリント
こんにちは、TAの平子です。

第10週の講義では以下の内容を行いました。
・デスクトップウォークスルーの説明
・ブループリントの説明
・評価のまとめ/相談

■デスクトップウォークスルー
机の上でユーザの動きを予測、時間の変化を視覚化し、考えて行く事です。
レゴブロックの人形を使ってビジネスの流れを説明したりする事によって
視覚的になり、大変わかりやすくなります。
ストーリーボディングにそった流れを見て、導線・人の集まりなどを見て行くなどで活用して行きます。
YOUTUBEで結構あがってる「デスクトップ・ウォークスルー」、「サービスプロトタイピング」で検索してみてください。

■ブループリント
サービスの機能、便益、標準的な流れと教養範囲を明確にする為に記述するものです。
記載項目は以下の通りになります。
・タッチポイント
・顧客の行動
・顧客の接する従業員の接客・行動
・顧客と接しない従業員の行動
・サポートするシステムや人員の動き
・物理的制約

今回授業では、顧客との接点となる従業員の動きを明確にすることと、従業員と必要なシステムやパートナー企業の役割を明確にする事を目的に行って行きます。

■ブループリントの実施方法
1:CVCAから、顧客のほかのステークホルダーをビジネスピックアップする。
2:ストーリーボードに基づいて、デスクトップウォークスルーを行う。
3:検証結果を踏まえてサービスブループリントを作成する。
4:検討結果に応じて、ビジネスモデルキャンパスを見直す。
MTI、CITどちらもサービスブループリントの検討を行ってください。
特に、MTIはアプリの情報を誰が、どんなタイミングで、どうやって入力するのか検討してください。

■評価のまとめ/相談
 これまでもプロセスに置いてまとめを各グループ行って行きました。
その際、安藤先生より学生へ様々なアドバイスを伝えていました。
・画面などが皆さん作り込みすぎています。HCDなどのときは何度も作り直さなくてはなりません。なるべく簡易的に作りましょう。
・画面にボタンが多くなってしまうとその分1つ1つのボタンが小さくなってしまうので注意してください。
・押し間違えがなるべくないように。また、押し間違えたとき大丈夫な処置をしてください。

■来週までの課題
コンセプトレベルでの評価を行い、問題点と改善案を示したレポートを提出してください。
・クライアントに対して、コンセプトの評価の見直について報告するつもりで書いてください。
・改善の方向を明確にした上で改善したコンセプトや改善したストーリーボード、改善したインタフェース、改善したCVCA、サービスプリントも記載してください。

■TA(平子)からのアドバイス
「Sketching User Experiences: Getting the Design Right and the Right Design 」を読もう!
このような事たくさんやる事です。

これはただ単に紙に書いた画面をiPhoneで撮影して表示しただけです。
紙のイメージと画面の中に入ったイメージ全然違いますよね?
今回安藤先生から「詳細にデザインしすぎています。HCDなどでは、何度も作り直さなくてはなりません。なるべく簡易的に作ってください」というアドバイスを頂きました。
Bill Buxtonの「Sketching User Experiences: Getting the Design Right and the Right Design 」という本がおすすめです。
この本では今回の情報デザイン演習3で行っていることが多々参考出来るものがあります。
山崎研究室にもあるので参考にしたい方はぜひ読みにお越し下さい。

第9週 評価・分析

第9週 評価・分析
こんにちは、TAの伊藤です。

第9週の講義では今まで作ってきたものを評価・分析をし、修正する段階になります。
なので、今回は半分以上作業という形になります。
作業内容は以下のようになります。
【1、ウォークスルーの作成】
【2、評価のチェックリスト】

【1、ウォークスルーの作成】
3つの視点(ヒト、もの、ビジネス)を分析・評価を行い修正していきます。
そのなかでも今回はストーリーボーディング(ヒト、モノの視点)を重点的に分析・評価・修正するための準備を行っていきます。



まずどのような事をやっていくかという部分を例に出して説明していきたいと思います。
シーンにおける利用状況において行うタスクと操作するインターフェイスは妥当か?
という部分が疑問の場合、具体例をあげますと

「購買に行く途中にスマートフォン(以降略し、スマホ)をいじるのにこれだけの作業工程で良いのだろうか?(多すぎるのでは?複雑すぎるのでは?)」

というようになり、ストーリーボーディングをウォークスルーという形で評価していきます。
これは実際に、ストーリーボーディングの1つ1つのシーンを上段にシーン・絵コンテ・写真など、下段にインターフェイス・ペーパープロトタイプを壁に貼り実際に1つ目から見て回り、被験者に評価してもらいます。



そして、ここでは「自然なモチベーションでサービスを利用できるかどうか?」という部分が重要になってきます。なので、ユーザの体験に関するストーリーボーディングだけはしっかり組み立てなければなりません。

なので、ウォークスルーに使うためのストーリーボーディング(体験に関するストーリーボーディング、壁に貼るためのシーン)を作っていきます。
実際に評価する方法は付箋に問題点を書いてを貼っていき、どういったシーンでどんな問題があるかみつけていき、その後グループ内で色々と検討して改善していきます。




【2、評価のチェックリスト】
続いてGUIを評価をするために必要なチェックリストを作ります。評価をするにあたってチェックリストは被験者に記入してもらいます。



チェックリストでは有用性(必要かどうか?)・利便性・魅力性の3つが評価され改善されていればプロトタイプとしては良いものと言えます。

今回は配布資料としてGUIチェックリストを学生に渡してあります。配布資料でのGUIチェックリストは15項目によって評価します。


このまま使っていってももちろん良いです。これでは自分が知りたい部分が評価されない等の部分をつけ足したりしていき、改良して自分たちが知りたい情報をメインにしたGUIチェックリストを作っていきます。
その後、良いGUIはどのようなものなのか?という講義が安藤先生によって行われました。


その後各グループでの作業になりました。
実際にどのような事をしているか以下に少し抜粋しました。





各グループ最初にウォークスルー評価をするために
ストーリーボーディングをまとめています。


実際にウォークスルー評価をするために壁に貼り付けています。
ウォークスルーの意味は壁に張ったストーリーボーディングを歩いて回ってシーンを見て行く
というところからきています。
はい、そのままの意味だったりするのです。(笑)



実際にウォークスルー評価をして付箋を貼っています。



【TA(伊藤)からアドバイス(?)】
最近アドバイスコーナーより、雑談コーナーの方が名前として正しいのではないかと思い始めているTAの伊藤です。
今回ウォークスルーを講義で覚えましたね。そのウォークスルーに関して復習もかねてアドバイスしたいと思います。
ウォークスルーをするにあたり、シーンとインターフェイスは一緒の紙に載せているグループがいますが、出来れば別々の紙にプリントアウトしてそれぞれに付箋が張れるようにした方が分かりやすくてオススメです。
インターフェイスがプリントアウトいる場合原寸サイズのインターフェイスを乗せた方が実際にアイコンの大きさはどうなのか?歩いていて揺れている状態で押すことが出来るのか?などの検討も出来てオススメです。

GUIチェックリストですが、最初はどうしたら分からないと思います。
なので最初は配布資料に記載されているGUIチェックリストを使うと良いでしょう。
その後、これを追加したい!とかここは省いて良いかも・・・など分かってくると思います。なので最初、分からなくて困っているならばGUIチェックリストをそのまま使いましょう。
もしかしたら配布資料が一番良かったなんてこともあると思います。

それではみなさん頑張って進めていきましょう!!


(これで少しはアドバイスコーナーと名のることができる・・・かな?)

第8週 中間発表

第8週
こんにちはTAの伊藤です。
第8週の講義ではこれまでの総集編ということで中間発表を行いました。


CITグループとMTIグループ両方とも発表になります。
今回、MTIの方5名、株式会社コンセント代表取締役 長谷川敦士さん、CIT購買勤務の方2名に来ていただき発表を行いました。CIT購買勤務の方2名はゲストとして先生方の配慮により飛び入りでの参加という形になりました。
実際に発表を行いそれぞれのMTIグループ、CITグループで意見をいただきました。




まず初めにMTIグループからの発表です。
ここですべての発表を載せるわけには行きませんのでいくつか抜粋して載せていきたいと思います。


この学生はMTIのサイトを「おもちゃ箱のようなデザイン」をコンセプトに実際に進めていきました。実際にMTIの方に

・スマートフォンでの操作で「おもちゃ箱のようなデザイン」は面白いですね。
・フワッと広がるデザインはとてもかわいらしくていいですね。

などの意見をいただきました。





続いての学生は「女性向けの雑貨屋のようなグラフィック」をコンセプトに作っていきました。
MTIの方から

・SNSのようなイメージに感じました。普通のマーケットとの差別化は良いと思います。
・女性向けといった形にすると、男性を切り捨てる形になってしまうので差別化のために女性向けにするだけでは少しもったいない気がしました。

などの意見をいただきました。






3人目を最後にMTIグループの抜粋を終わりたいと思います。
最後の学生は「ウィンドウショッピングのような感覚でのアプリ探し」をコンセプトに作っていました。MTIの方からは

・ウィンドウショッピングのようにアプリの内容を載せてぐるぐる見せていくのは、説明文だけではわからないユーザさんがいるなかで良いと思いました。

など意見をいただきました。







変わりまして、次からはCITグループの発表を抜粋したいと思います。
CITグループでは長谷川さんの意見が中心になります。


最初の学生は「POPによって宣伝し、そこから繋がっていく」というコンセプトになります。
長谷川さんからは

・なぜ、POPでの宣伝なのか?という部分でみつける・紹介するという部分の説明があって良かったです。
・誰も見つけていない商品を売りだしたらそれは販売促進になるし、自分がプロデュースしたという優越感もあったりして、良いのかもしれませんね。

などの意見をいただきました。





次の学生は「商品を探してたり、お弁当を温めているあいだに何か楽しいことがある購買」というコンセプトになります。
長谷川さんからは

・割と具体的で良い内容でした。
・ワクワクさせたいということだったので電子レンジやPOPがどんなワクワクがあるのか?という質の部分を今後考えていくと良いと思います。

などの意見をいただきました。




最後の学生になります。
コンセプトは「食堂にくつろぎのスペースを」になります。
長谷川さんと山崎先生からは

・すごく良いとお思います。現実味があってみんなでお金を出すなんてすると、ちょっと豪華な食材がつかえたりするかも。
・コンセプトがすごく明確で分かりやすくとてもよかったです。





以上で発表の抜粋は終わります。

【TA(伊藤)からのアドバイス(?)】
もはや恒例になりました、アドバイス(?)タイムのコーナーです。
今回の発表で皆さんが今までやってきた事をすべてまとめたことで色々見えてきたこともあるんじゃないでしょうか?
MTIの方々や株式会社コンセントの長谷川さんなどの意見は手厳しいものもありましたが、それも自分の作品をよくするためのものです。ありがたく受け取り今後の作品に反映して良いものを作りましょう!そうすればポートフォリオも埋まっていくはずです。

・・・ボクもポートフォリオをもっとよくしないと・・・。

2012年11月27日火曜日

第7週 現状確認 ー ストーリーボーディング・ワイヤーフレーム ー


第7週
こんにちは、TAの平子です。
第7回の授業では両グループ以下の内容を行いました。

■「MTIのwebデザイン」のグループ(以下グループAと略します。)、「CITのサービスデザイン」のグループ(以下グループBと略します。)共に、以下の内容です。
・進行具合の確認
・各グループの発表

【グループA、Bの作業内容】
■「ストーリーボーディング」、「ワイヤーフレーム」などの確認
先週の宿題であった「ストーリーボーディング」と「ワイヤーフレーム」などについて安藤先生、山崎先生、大嶋先生から各グループ、アドバイスをいただきました。

中間発表に向けてすべてを確認していたのですが、ビジネスモデルをきれいに制作している生徒を見かけました。
これほどのグラフィックを制作していると、見る側としても嬉しい気持ちになりますね。



ワイヤーフレームもきれいに作成しています。
このような手描きの段階を今はたくさん制作してもらいたいですね。

発表後は各グループ1名発表をしました。
このかたはCITサービスで購買のポップの作成をするようですね。
かわいくなりそうなので、今後もどんどん進めてもらいたいです。
このかたはmopitaを女性向けの趣味を探すこととかけて提案するようです。
ストーリはしっかりしてていい感じなのでこちらもどんどん進めてもらいたいです。


■各先生からの主なアドバイス
 ー ストーリーボーディングでユーザーがサービスを始めるきっかけを考えられていません。mopitaにアクセスするモチベーションを明確にして行きましょう。
 ー メタファーを使って画面をデザインするとよりわかりやすくなります。
 ー ストーリーを実現する為にユーザーのタスクにおいてこんなことをしなくてはならない→ネガティブな事をたくさん考える。→その解決策は?→その為の画面を考えましょう!

【次回までの宿題】
■グループA、Bは次回、中間発表のため以下の内容をまとめておいてください。
1:調査・分析のまとめ(調査報告書)
2:提案するコンセプト・構造のまとめ(企画提案書)
3:提案するデザインのまとめ(デザイン提案書)

発表は一人4分以内です。
データはPDFでまとめておいてください。
発表参加者
・MTI社 担当者様 数名
・コンセント社 長谷川様

【TA(平子)からのアドバイス】
■「最初に私は何を提案します!」宣言をしましょう。
プレゼンは60名近くやります。聞き飽きられない為にも最初に自分のオリジナリティーが出せるアウトプット・コンセプトを見せましょう。

■4分以内でまとめる事!
長々と話すと授業の終わる時間はいつになるでしょうかね…。みんな来週の発表に向けてちゃんと発表練習しておいてくださいね!